白ワインソース(ヴァン・ブランソース)
白ワインソースの作り方です。フランス語だとsauce vin blancソースヴァンブランと言います。フランス料理ではすこぶるオーソドックスなソースといますか、そのままでも、何かを加えてもとっても美味しいので、よく使われます。
おうちで白ワインソースを作ってみよう!という方はそうはいないかもしれませんが、白ワインソースを作ってみよう!とふと思い立った時にはぜひ参考にしてください(^ ^)
下の写真はRESTAURANT艸SOUの頃のいつだったかのクリスマスの一品です。これは白ワインソースにキャビアを入れてキャビアソースにしてあります。
あ、今回はソースの作り方です。お魚はついてきません。。。
白ワインソースの材料
[材料]
エシャロット 200g
玉葱 200g
長葱(白いところ) 100g
マッシュルーム 100g
塩 少々
無塩バター 適量
フュメドポワソン 1リットル
白ワイン 1リットル
生クリーム(35%) 2.5リットル
ニンニク 少々
タイム 少々
白胡椒 少々
ローリエ 1枚
レモンの絞り汁 少々
白ワインソースの作り方
もし、白ワインソースを作ってみよう!と思い立った時は分量をかなり少なくしてください。この分量で作っちゃうと大変な量ができてしまいます。
この白ワインソースを作る前に、こさえておかなければならないものがあります。フュメ・ド・ポワソンです。魚のだし汁です。フュメ・ド・ポワソンの作り方はこちらからどうぞ~
フュメ・ド・ポワソンさえあれば、それほど難しくもめんどくさくもないのですが・・・・まあ、普通はそんなもんないですよね(^ ^)
これが白ワインソースに入れる野菜たちです。元々のレシピはポワロー(ポロ葱、リーキとも呼ばれます)を入れるものでしたが、普通にはなかなか売っていないのと、売っていても結構なお値段がするので、長ねぎと玉葱で代用しました。代用と言いましても全くこの分量で問題ありません。
魚のだしともう一つ、この野菜たちからでる野菜の旨み、甘みがこのソースのもう一つのポイントです。この野菜をスライスします。
エシャロット、玉葱、長ネギは繊維を断つように切ります。マッシュルームは縦に適当にスライスします。
鍋にバターを適量溶かしスライスした野菜を全部いっぺんに入れ、炒めていきます。鍋の温度が上がったら、弱火に落としてじっくりと野菜を色付けないように野菜の甘みを引き出していきます。
ここで野菜に軽く塩をします。
野菜を混ぜては広げを繰り返しながら、
こんな感じにくったりしてくるまで丁寧に火を入れていきます。
しっかりと野菜の甘みが出てきたら
白ワインを入れます。
続いてフュメドポワソンも入れます。
強火で沸かし、灰汁を一度すくったら、タイム、ローリエ、白胡椒を加え、沸かしながら水分を飛ばして行きます。
この位までしっかりと煮詰めます。
そこへ生クリームを加えます。
底が焦げ付かないように木べらなどで混ぜながら、沸かします。
沸いたら、ポコポコくらいの火加減で5分ほど煮出します。
漉します。最初はシノアと呼ばれる道具で漉します。
このブログではポタージュを漉す時によく使います。この写真じゃちょっと分かりにくいですが、円錐状の漉し器で、レードル(お玉)でギューーーーーッと野菜の旨味、甘みを心行くまで絞り出すことができます(^O^)/ここでの頑張りがソースを美味しくすると言っても過言ではありません。
で、今度は張り切って漉したために通り抜けてしまった野菜のつぶつぶを目の細かい漉し器で漉します。
滑らかな白ワインソース、完成です。
魚の旨味と野菜の旨味がギュッと濃縮された優しいソースです。小さな鍋で温め、塩味を調整して好みでレモンを絞り、蒸したお魚などにかけていただきます。
フュメドポワソンを作るところから考えるとちょっと工程が長いかもしれませんが、その価値が十分にあるソースだと思います。作り方も繊細な味も艸のイメージする『ザ・フレンチ』なソースです(^ ^)
ディスカッション
コメント一覧
ヴァンブランはバターをアホ見たいに入れるイメージだったけど、艸さんのは軽い感じがしてイイですね!
近所の青年さん、こんにちは。お久しぶりです。
バターをアホみたいに入れるブールブランっていうソースも有ったり無かったり、ラジバンダリ・・・・
ご無沙汰でーす!!(^-^;
艸さんが、お元気そうで嬉しいでーす♪\(^o^)/
ゆううんでお料理作っていらっしゃる事を知り合いみんなに話ましたよ!!o(^o^)o
陣馬や高尾の山奥からだと、なかなか伺えないのが難点なんですが(^-^;
機会があったら、是非是非!(^з^)-☆
最近、ホームベーカリーを買いました♪
艸さんのレシピに合いそうなパンが焼けまーす♪このソースも作れたら、楽しい食事になりますね!!o(^o^)oがんばろ!!
チカコさん、こんにちは。
ご無沙汰しております!!
はい、おかげさまで、元気に仕事をしております。ちょうど、今日RESTAURANT艸SOUの頃のお客さんがいらっしゃいました。それ程の年月が経っているわけではないのですが、やっぱりもう懐かしいです。お客さんを通してSOUを思い出します。
機会があったら是非、お待ちしております(^-^)/
あ、もうずいぶん前になりますが、前回頂いたコメントにメールでお返事を書かせていただいたのですが、届いたでしょうか?ちょっと気になっていまして・・・。
コメントありがとうございます!
レシピ
プロレシピのブログって…
すごっ!すごいなぁ… うまそぅ…
こういうのが、とても意味のあるブログだと思いますね(-_-)
ま、それに比べ、私はつぶやいているだけですけどね。
はっけーんっ!的な感じでね。
ご無沙汰してます 昔レストランへ行くと ブールブランと言われたソースが良く出てきましたが ヴァンブランソースとは違うのかな? まぁ名前が違うんだから 別ものなんでしょうが どう違うのか教えて下さいね
隆男さん、こんにちは。
ブールブランというのは、バターソースのことでして、ほぼバターで出来ています。が、このソースも白ワインとかを煮詰めたところにバターを入れて掻き立てるというものですので、ある意味白ワインソース(ヴァンブランソース)ですね~。
ヴァンブランソースの方も名前の付け方をブールブランと揃えるなら(ブール=バターです)クリームソースってことになるのですが・・・
一応クラシックなソースの分類としましては、ブールブランは白ワインなどを詰めたところにバターを掻き立てる、というもので、ヴァンブランソースは白ワインなどを詰めたところに生クリームを入れる、ということになっているようです。
コメントありがとうございました。
とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
こんにちは。
いつもレシピを参考にさせていただいてます。
これから白ワインソースにチャレンジしてみようと思います。あまったソースは冷凍して保存することができますでしょうか。
Dr. Haraguroさん、こんにちは。
お久しぶりです~いつもお世話になっております(^_^)
白ワインソースを作るのですか!すごいですね~頑張ってください!きっと美味しいソースができるはずです!
冷凍はできると思います。解凍の時にレンジを使うと、ほぼ生クリームなのでうまくいかないかもしれませんので、自然解凍を~。
コメントありがとうございました。
はじめまして(^^)
このソースって冷やして冷菜とかに使うのもありなんですかね?
黒猫さん、こんにちは。はじめまして。
このソースは魚のゼラチンが(フュメドポアソンが)入っていますので、冷たいとかたまります。ので、冷菜にはきびしーかと。
コメントありがとうございます。