アメリカンクラブハウスサンド
サンドウイッチって、食べる側にとってはお手軽で軽食の代表みたいなところがありますが、作る側からすると意外と手間のかかる料理ですよね。
艸もホテルにいたころにルームサービスやロビーサービスで、このアメリカンクラブハウスサンドやらその他のサンドウイッチやらをよく作っていました。オーダーが入ってから、パンを切る、具材を作る、だったので、あたふたしながら作っていたのを思い出します。
あ、そーそーサンドイッチを上手に作る一番のコツは、切れる包丁を使うことです。僕もアメクラを作り始める前にガッツリ包丁を研ぎましたよヽ(^。^)ノ
アメリカンクラブハウスサンドの材料
食パン 適量
《マスタードバター》
バター 適量
マスタード バターの半分
《ソース》
中濃ソース 適量
ウスターソース 中濃の1/3
レタス 1枚
鶏肉 適量
マヨネーズ 適量
トマト 1/2個
スライスベーコン 2枚
塩・黒胡椒 少々
サラダ油 少々
アメリカンクラブハウスサンドの作り方
アメリカンクラブハウスサンドには、先に用意しておくものがいくつかあります。そのうちの一つが鶏です。
ホテルでは、丸鶏をローストしたいわゆるローストチキンを使っていました。が、もちろんローストチキンを作る必要はありません。ソテーしたり、蒸したり、低温調理したりした鶏を用意すればOKです。ボイルするのは鶏の味がどうしても抜けてしまうので、あんまりオススメしません。
鶏肉の部位はモモでも、胸でも大丈夫です。蒸したり、低温調理するなら胸肉の方が切りやすくていいかもしれません。
今回は低温調理した鶏むね肉の表面をカリッとソテーして冷ましたものを使っています。この鶏胸肉のステーキの状態のお肉です。
アメリカンクラブハウスサンドの鶏は細切りにしますから、もちろん低温調理でなくてもぜんぜん大丈夫です。
マスタードバターの作り方
マスタードバターを作ります。とは言っても、室温に戻したバターにバターの半量のマスタードを入れて合わせるだけです。
僕がサンドイッチに欠かせないものは?と聞かれてパンの次に挙げるのが”マスタードバター”です。パンにマスタードバターを塗ったところからサンドイッチになるのだと個人的には思っているくらいマスタードバターは大事です。
マスタードはマイユのディジョンマスタードを使っています。
ゴムベラでしっかりと合わせます。
冷蔵庫に入れると固くなってしまうので、そのまま室内に出しておきます。残ったら冷蔵庫で保存して、サンドイッチを作る前に室温に戻します。
ソースを合わせる
ソースは、中濃ソースとウスターソースを合わせたものをホテルでは使っていました。が、中濃ソースやとんかつソースをそのままでもOKです。
中濃ソースがなかったので、ブルドッグのとんかつソースにウスターソースをシャバシャバにならない程度に入れます。とんかつソース:ウスターソース=3:1な感じで合わせます。
と、ここまで準備できたら、いよいよパンです。
アメリカンクラブハウスサンドイッチは7mm幅のパンを3枚用意します。7mm幅と僕は教わったのですが、それほど神経質にならなくても大丈夫です。とはいえ、このパンを切るのはけっこう難しいですよね。僕もパンをサンドイッチ用に上手に切れるようになるまで結構時間がかりました。
このパンを表面がカリッとするくらいまでトーストします。あんまりがっつり色付くくらいまでトーストすると、後で切り辛くなってしまうので、ほどほどに。
ここにマスタードバターを塗ります。3枚のパンの真ん中は両面にマスタードバターを塗っておきます。
パンを重ねる時には、パンの向きを同じにしておきます。
アメリカンクラブハウスサンドの1つ目の具、チキンレタスの準備をします。
レタスは水につけて戻してシャキシャキにしておきます。
戻したレタスは表面の水分をしっかりと拭き取って、レタスのシャキシャキ感が残るくらいの太さに切ります。
鶏肉は、こちらもあまり細くしすぎないくらい、鶏の存在感が残るくらいにスライスして、太めの千切りにします。
切ったレタスと鶏肉を合わせて、塩、黒胡椒、マヨネーズで合わせます。
塩加減は、しょっぱくちゃダメですが、パンに挟むのでちょっとしっかり目にします。
これで、チキンレタスの準備は完了です。
もう一つの具材、トマトベーコンの用意をします。
トマトのヘタをくり抜いて、縦に半分にカットして、それをスライスしていきます。
トマトもあんまり薄くスライスすると、影が薄くなっちゃうので、写真くらいの感じでスライスします。4mmくらいな感じです。
パンとかレタスとか鶏とかトマトの厚さは、この厚さで切らなくちゃいけないってことではないんですけど、全体のバランスは大事なので、好みのバランスになるような幅に切れるといいですね。
ベーコンを焼きます。ベーコンは長いベーコンを2枚が1人前です。それを半分にカットして、少々のサラダ油で焼きます。この写真は2人分のベーコンを焼いています。
アメリカンクラブハウスサンドに入れるベーコンは、カリカリに焼いちゃうと、切り辛く、食べにくくなってしまうので、焼き色が付く程度にサッと焼いてキッチンペーパーに上げておきます。
さてさて、長い下準備がやっと終わりました。ここかから準備した具材を組んでいきます。
マスタードバターを塗ったパン。
の上に、スライスしたトマトを満遍なく並べます。
その上に、ソースをたっぷりめに回しかけます。
ベーコンをのっけます。
両面にマスタードを塗った真ん中のパンをのせます。
チキンレタスの具をたっぷりとのせます。
最後にパンをのせたら組み終わりです。
こんな感じにがっつり具の入ったアメリカンクラブハウスサンドになっています。
たっぷりの具は、美味しい=切り辛いです(・・;
なので、このまま半分にカットしてもOKです。ただ、やっぱりパンの耳を落とすと、洗練された美味しさになるので、ぜひ耳を落としてほしいです。美味しい味がついているので、耳は耳で食べます。
パン全体を手で押さえるようにしながら、大きく包丁を動かしてザクザクを耳を切り落とします。
そーしたら、人差し指と中指の裏でパンを押さえるようにしながら、切っていきます。
パンの押さえ方、包丁の動かし方も大事ですが、なんといっても”切れる包丁”が一番の要です。
今回はこんな感じにカットしてみました。
器に盛り付けたら、完成〜!
アメリカンクラブハウスサンド、たぶん、20年振りくらいに作ったんですけど、やっぱり手間を掛けただけの美味しさがありますね〜!
チキンレタスとトマトベーコンそれぞれ2枚のパンで挟むアメクラも食べやすくていいのですが、3枚のパンで挟んで、全部の具材を一緒に食べるアメクラは、渾然一体となった味がなんとも言えませぬ。
特別な材料は必要ないけれどうまい!アメリカンクラブハウスサンドをぜひ、お試しください〜!
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません