豚肉のビール煮込み
豚肉のビール煮込みの作り方です。
ビール煮は、その日の午後に始めれば、夜には食べられる。手間はそこそこ、やわらか、うまみたっぷり、でもあっさりいける艸の大好きな煮込みです。
我が家では、嫁の誕生日は嫁のもの。旦那の誕生日も嫁のもの。
自分の誕生日に自分で作ったほろ苦い、豚肉のビール煮込み、ぜひお試しください〜
あ、ビール煮込みはほろ苦くありませぬ。
豚肉のビール煮込みの材料
[材料]
豚肩ロース 1kg
(バラでも)
ビール 500ml
玉ねぎ(中) 2個
白ワインビネガー 大匙2
マスタード 大匙2
クローブ 4,5個
ローリエ 半枚
黒砂糖 大匙軽く山盛り2
ビーフコンソメ 小さじ1
塩 適量
黒胡椒 適量
豚肉のビール煮込みの作り方
[作り方]
僕は脂があまり得意ではないので、肩ロースをいつも使うのですが、脂が気にならない、いやむしろ脂のほうが好き!という方はバラでも美味しくできます。
上等な豚でなくてもいいですが、美味しい豚、好みの豚を使うと更に美味しくなります。今回使ったのは普通の国産豚ですが、とってもいい豚さんでした。
豚肩ロース1kg。塊のまま煮るわけではないので、カットしてある豚肩ロース、豚バラでももちろんいいです。
この肩ロースを、繊維を切るように3等分して、それを半分にして、塩、黒胡椒を両面にしっかりとします。
脂の付いている面を下にして、鍋で焼き色を付けていきます。油は使わず、豚の脂で焼いていきます。
鍋は鋳物の鍋を使っていますが、普通の鍋でも大丈夫です。
豚のすべての面をしっかりと焼き色を付けていきます。
しっかりと焼き色を付けた豚肉は一度どっかにあげておきます。
玉ねぎを繊維にそって切ります。
これを豚を焼いた鍋で炒めていきます。
鍋にこびりついている、肉を焼いたあとをこするようにして剥がして、じっくり玉ねぎを炒めます。
玉ねぎがしんなりしてきたところから、もうしばく炒めて、くたっとするくらいまで炒めます。
玉ねぎの色は、焼いた肉あとをこそいでいて、わりと最初から茶色くなっているので、くたっと具合と食べてみて甘味をみます。甘味が出ていればOK。
そこに白ワインビネガーとマスタードを入れて、その酸味を飛ばすように更にササッと炒めます。
ここにさっきの表面を焼いた肉を戻し入れます。入れ物に出ている肉汁も一緒に戻します。
ビールを注ぎます。
黒ビールなどコクのあるビールで煮込むビール煮もしっかりとしていいのですが、僕がこのビール煮を作っていたのは、ゆううん(ドイツワインバー)にいた時で、そこの生ビール、レーベンブロイを使っていました。
ので、旨味はあるけれど、それほどどっしりとしたタイプではないビールを使います。
今回使ったのは、サントリーのMALT’Sです。
使うビールによっても仕上がりの味は結構違ってきます。
鍋のサイズによっては、ビールがお肉に被らないかもしれません。そーゆー時は水を足して、お肉に水分がかぶるようにします。
そこに、ローリエ、クローブ、顆粒のコンソメ、黒砂糖を入れます。
クローブは丸の物を入れていますが、パウダーをひと振りでもいいです。なければ、ナツメグなんかでも。
黒砂糖は、ぜひ黒砂糖にしてください。黒砂糖のコクが、このビール煮をよりおいしくしてくれます。
よく混ぜて、沸かします。沸いたら、灰汁をしっかりとすくいます。
灰汁をすくったら、フタをして弱火でコトコト煮込みます。
この時の弱火加減は、穏やかに対流するくらいの火加減にします。ポコポコ沸かしながら煮込むと、お肉がぱさついてしまします。ゆっくりじっくり煮込みます。
たまに鍋底を木べらなどでグリグリやって、焦げ付かないようにします。
竹串を刺してみて柔らかく、全体がホロッと崩れそうなくらいになったら煮上がりです。
こんな感じです。使うお鍋や、火加減、お肉の質などによってこの時間は変わってきますが、だいたい2〜3時間位です。(ストウブではちょうど2時間でした)
お肉を崩さないように気を付けながら、お肉を引き上げます。
水を足した時などは、ここで水分を少し飛ばします。味を見ながら、詰め具合、塩気などを調整します。
今回はギリギリのサイズの鍋を使って、水も足さなかったので、煮上がった時点で、詰める必要も、味を整えることもありませんでした。
お肉を器に盛り付けて、ソースを上からかけて、黒胡椒をガリガリ。粒マスタードを添えれば完成!
この豚肉のビール煮込みとサラダとパンがあれば、立派なディナー。気取らずがっつり食べたい煮込みです。
これからの、、、、、あったか〜い季節にもぜひ!^_^
ディスカッション
コメント一覧
お久しぶり うちにゃ 高価なストゥブなるもんが 無いんで 亡き母から譲り受けた 無水鍋で 只今炊き込んでおりやす 美味しくな~れ 美味しくな~れ
隆男さん、こんにちは。お久しぶりです〜お元気ですか?
無水鍋いいですよねー僕も愛用しています。軽いし、ガシガシ洗えるし、使い勝手いいですよね!
美味しくできました〜?^_^
いつも美味しいレシピを惜しげもなく披露していただいてありがとうございます。
このビール煮も、作りたくて作りたくて、やっと材料をすべてそろえてトライしてみました。結果、すご~く美味しくできました!・・が、出来上がりの色が、艸さんのように濃くはなりません。ま、美味しかったからいっか、と納得しています。玉ねぎの炒め方が足りなかったのでしょうかね?飴色までは炒めていませんが、きつね色で甘みが十分出るくらいまでは炒めたのですけど。
新しいレシピのチーズケーキも近々挑戦してみます!
tenさん、こんにちは。
こちらこそ艸のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
出来上がりの色は、最初のお肉を焼く時の焼き加減(鍋のこびりつき加減)、その後の玉ねぎの炒め加減によって大きく変わってくると思います。
何はともあれ、ビール煮、美味しくできて良かったですヽ(^。^)ノ
はいぜひぜひ、チーズケーキも焼いちゃってください〜
コメントありがとうございます。
とても良く分かりやすいです、一度チャレンジしてみます。
シオヤ キヨマサさん、こんにちは。
はい、是非チャレンジしてみてください〜^_^
是非チャレンジしてみたいです~
これって、圧力鍋でやったら固くなっちゃいますかね… ;-;
あと、花見とかに持っていくにはちょっと食べにくいです?冷めたら固いです??
なつみさん、こんにちは。
圧力鍋は僕が使ったことないのであれですが、固くはならないと思いますよ。
冷めたら固いかは、あったかいときよりは固いと思います。保温できる弁当箱なら問題ないかと。
是非チャレンジしてください〜
コメントありがとうございます。
はじめまして。脂少なめの豚バラが手に入ったのでビール煮作ってみました。レシピに小麦粉がありませんでしたので、出来上がりのソースの濃度はどうだろうと思っていましたが、これはこれでいい感じに美味しかったです。
バラ肉でしたので豚脂のクセが気になって、追加でシナモンスティックの細いのを3cmくらい入れました。
わたしは普段ついトマト煮にしてしまう傾向があるのですが、このビール煮はシャープな味わいでいつも以上にワインが進みました!
レシピありがとうございました。
ごまさん、こんにちは。はじめまして。
艸の作り方を参考にしてくださり、ありがとうございます。シナモンスティック、ビール煮に合いそうですね〜
お手軽な煮込みなので、いろいろとアレンジしてみるのも楽しいですよね^_^
こちらこそ、コメントありがとうございました。
初めまして。いつも、おいしそうレシピをありがとうございます。ピザ釜の記事もとても楽しく拝見しました。
知り合い家族を呼んでホームパーティーっぽい宴会の一品としてダッチオーブンで作りました。1kgの肩ロースは余るかなと思っていましたが、他にもいろいろ料理があるにもかかわらず完売でした。これからも記事の更新楽しみにしています。
國見 幸太郎さん、こんにちは。はじめまして。
艸のブログを参考に作ってくださりありがとうございます。ダッチオーブンでビール煮込み!美味しそうですね〜完売したのは國見さんの腕ですヽ(^。^)ノ
いち歩のピザ窯の記事まで見て頂きありがとうござます。
はい、ぼちぼち更新頑張ります。(いや、ほんともうちょっと更新しないとな(^_^;))
コメントありがとうございます。
2.2キロのロースト用の豚ショルダーを利用して作りました。
途中なかなか柔らかくならなくてくじけそうになりましたが
明けない夜はない、煮えない肉はないと祈りながら12時間ほど煮たら
とろっとろになりました。1日ねかせて翌日にもちよりパーティで大好評でした。
このサイトにあるレシピのおかげで料理が楽しくなりました。ありがとうございます。
シドニーからさん、こんにちは。
12時間!!!
シドニーからさんが諦めなかったから、美味しい煮込みになったんですね〜凄いです!
>このサイトにあるレシピのおかげで料理が楽しくなりました。ありがとうございます。
こちらこそ、艸の作り方を参考に作ってくださり、ありがとうございます。
コメントありがとうございました。
以前はあまり豚肉を食べませんでしたが、ビール煮込みというのがあるのを知り、いろいろなレシピサイトから、こちらのサイトをフックマーク。何回か作るうちにやっと柔らかに仕上がるようになりました。厚切りの肉を切らずにそのまま使っています。
ビールとは無縁で、どれを使っていいかわからず、ビールも調べる結果となりました。最初に苦味の強いIPAを使いました。今回からはペールエールに。かっこよく、「種類」と言わずに「スタイル」を使い、そのうちにビールは飲まないけれど、ビールの目利きになりそうな予感。以前、安い発泡酒を使いましたが、うまくできませんでした。美味しく仕上げるには、ビールにも凝らないといけないことを学んだ次第。
毎回、クローブ(パウダー_)のかおりが強すぎるきらい。これが解決できれば、言うことなし。
ホタテ貝のレシピもブックマークしてあります。焼き方が参考になります。
コルク樫さん、こんにちは。はじめまして。
すいません、コメントに気が付かず、返信が遅くなってしまいました。。。
艸のブログを参考にビール煮を作ってくださり、ありがとうございます!
僕も第3のビールで作った時は、嫌な苦味が残ってうまく行かなかったことがあります。どのビール使うかでかなり違ってきますよねー。
ぜひホタテも焼いちゃってください〜
コメントありがとうございました。