菊芋
菊芋って知っていますか?
艸も菊芋を知ったのは去年のことで、お客さんに菊芋の事を聞き、初めてその名を知りました。
嫁さんの実家(長野です)に菊芋のことを話すと、タイムリーなことに菊芋を作っているというので、持ってきてもらって色々試してみました!
菊芋は天然のインシュリン(インスリン)といわれるイヌリンが多く含まれていて、糖尿病などに効果があるといわれています。他にもたくさんの効果があるみたいで、すでに多くの健康食品の原材料として使われています。
例えばこんな菊芋の健康食品があります
こういった健康食品の宣伝文句で”菊芋の味が美味しくない”とか”菊芋は日持ちがしない”というのを見かけたのですが、僕は菊芋は結構、可能性のある食材だと思いました。土の中に埋めておけば、日持ちもするみたいですし。
というわけで、今回は菊芋を色々試してみました!
これが菊芋です。
菊芋の土を落として洗うと
こうなります。大きさも見た目の感じも生姜みたいです。
アップにすると
こんな感じです。
菊芋の皮をむきました。
この見た目はジャガイモっぽいですね~。
生姜のような筋も無く、ちょっと水分の多いじゃがいも?といった感じです。
菊芋を適当に調理してみました。
菊芋を5㎜くらいにスライスして、オリーブオイルでソテーして岩塩をパラパラしました。
菊芋のキンピラ。といっても油で炒めたところにめんつゆを入れて一味を振っただけです。
今度は菊芋を揚げて、辛子だし醤油に漬けてみました。
だし醤油は僕のお家ご飯に欠かせません!ちなみに、僕が使っているだし醤油は鎌田のだし醤油です。
菊芋はちょっと土臭さが気になります。醤油で味付けをすることでそれを感じさせないようにしよう・・・と思ったら、うーん、ちょっと同じ様な写真ばっかりになってしまいました・・・。
今度は、ちょっと洋食らしい方法で。
菊芋のチップにしてみました。
薄くスライスして、低温の油じっくり菊芋の水分を抜き、パリパリのチップに。揚げても、土臭さが抜けますね。
菊芋をむいたときに、一番似てるなと思った野菜があります。それは「根セロリ」です。セロリアック、セロリラーヴと呼ばれるのですが、なかなか普通のスーパーでは売っていません。ですが、フランス料理ではポピュラーな野菜です。
根セロリは、「ピュレ」によくするので、菊芋もピュレにしてみました。
根セロリ同様、臭みを取るために牛乳を加えて煮ます。
水に1,2割の牛乳を加えて火にかけます。
竹串がスッと入るくらい柔らかくなるまで火を入れます。
菊芋を取り出して裏漉します。
裏漉した菊芋を鍋にとって火にかけ、水分を飛ばし、クリームで伸ばし、塩で味を整えます。
菊芋のピュレの完成です。
チップを添えてみました^^
今回は思いつくままに適当に調理してみました。(載せてないですが、他にもいくつか作りましたが、味がいまいちでしたToT)
で、今のところの菊芋のまとめ
■醤油系で味付けをする
■揚げる
■牛乳で煮る
と菊芋の土臭さを感じないようです。
菊芋は、健康食品としても注目されていますが、普通の食材としても色々と使えそうな感じがしました。
そうそう、このブログを通じて知り合ったイギリス在住の方のブログで知ったのですが、菊芋はイギリスではエルサレムアーティチョークといわれているらしいです。アーティチョーク???菊芋の花も調べて見てみたけど、アーティチョークには見えないな~^-^
ディスカッション
コメント一覧
艸さま、こんばんは。
リンク貼ってくださり、ありがとうございます。
菊芋の「土臭さ」って、ゴボウっぽくありませんか?私はなんだか懐かしい気がして、ニンジンと一緒にきんぴらにしたりします(こちらではゴボウがなかなか手に入らないので)。
ちょっと調べてみましたが、私のいる国でも、やっぱりチップに揚げるか、スープにするという調理法が多いようです。
牛乳で茹でて、サラダ仕立てにするというレシピもありました。珍しいところでは、リゾットなども。
こちらではやっぱり冬のものらしいので、シーズンが終わる前に、私ももう一度調理したくなりました。
そうそう、先日は艸さんのパンチェッタとバーニャカウダも作ってみました!パンチェッタは塩抜きが足りず、かなりしょっぱくなってしまいました。でも、やっぱり美味しいですね。色も自然ですし。
そして、作ったカルボナーラはややスクランブルドエッグの面影を宿していました(笑)。
どちらもそのうち、再挑戦します!
初めて、書かせて頂きます。
いつも、素敵なブログ、楽しみに読ませて頂いてます。
え~と、私はNY在住ですが、菊芋! エルサレムアーティチョークだったんですね!
実は、私の大好きなイタリアンカフェにこのサラダがあります。
調理は全くしてないと思います。ただ単にスライスして、ルッコラ、炒った松の実に、パルメザンドレッシング。
それだけですが、すごくおいしくて、私は必ずそこに行くと食べています。
あ~、日本にもあったんだ。と思ったら、うれしくて書かずにはいられなくなりました。すみません。そしてありがとう。
ちなみに、このエルサレムアーティチョーク、エルサレムから来たものでもなければ、アーティチョークでもないらしい、ですよ。
これからも、楽しみにしています。
あさくらさくらさん、こんにちは!
そうそうリンク貼らせていただきました・・・って事後報告ですいません。コメントをしたのに、書き忘れていましたm(_ _)m
艸の嫁も、菊芋を食べて「ゴボウだ、ゴボウだ」と言っています。菊芋を教えてくれたお客さんは「ゆり根に似てる」と言っていました。
焼くとお芋っぽい食感ですし、煮ると大根?みたいな食感がしました。菊芋はもうちょっとお付き合いが必要なようです^-^
菊芋の料理を調べて頂きありがとうございます。スープにしたいと思っているのですが、まだ作っていません。美味しくできても、もしお店用に作るとしたら、菊芋の皮剥くの大変そうだな~とちょっと躊躇していますToT
塩抜きが足りなかったパンチェッタは、15分とか30分とか流水して、また吊るしておくと大丈夫ですよ。お肉のところは塩が入り易く、脂の部分はそうでもないみたいなので、このバランスによっても塩抜きの時間の調整が必要なのかもしれませんね。塩が抜けすぎても駄目ですし、難しいですね~。大きな声では言えませんが、塩加減がうまくいかなかったパンチェッタはみんな食べちゃいます^^
是非またチャレンジしてみてください!
ひめこ。さん、こんにちは!はじめまして。
NYからコメントありがとうございます!
NYにも、菊芋を使った料理があるんですね!そういえば最初に生でちょっと食べただけで、サラダにはしてみませんでした。芋という先入観があったんでしょうね^^
もうちょっと残っているので、生で食べてみようと思います。
片田舎でひっそりレストランをやっている艸のブログにNYからコメントが来る。何とも不思議でうれしい限りです^^
こちらこそこれからもよろしくお願いします。