ホヤのおろし方・さばき方
艸はホヤが大好きです。
我が家にはその美味しさを分かち合える人がいませんが、一人でどっさり2Kgのホヤをあれやこれや料理して食べました。
このブログの中で僕は「美味しい〇〇を選んでください」とゆーよーなことをよく言っていますが、多くの食材が美味しいものとそうでもないもの、いいものとそうでもないものとがあります。
ホヤはまさに「美味しい〇〇を選んでください」的な食材の代表です。新鮮なホヤと時間の経ったホヤの美味しさはまっっったく違います。美味しいホヤを選んでぜひ、おろしちゃってください^_^
まーいくら新鮮で美味しいホヤでもうちの嫁は食べられないんですけどね。。。
今回、取り寄せたのはここのホヤです。朝水揚げされたホヤをすぐに氷詰め、産地からスピード配送するので、これ以上新鮮なホヤはないんじゃないかと。
まずは新鮮なホヤをお刺身で。
ホヤのおろし方・さばき方
ホヤのおろし方・さばき方を書いていますが、縦でも横でもおりゃっとぶった切れば、実はホヤはさばけてしまいます。超簡単なのです。
ホヤのさばき方・おろし方の動画も作りました。動画から見る人はこちら
ホヤ水をきれいに取るホヤのおろし方
ホヤの中にある海水を”ホヤ水”と呼んでいます。
ホヤ水を取っておいて、ホヤ水の中でホヤの身を保存したり、ホヤの身を洗ったり、ホヤ水を料理に使ってよりホヤ度をアップしたりします。
ホヤは全体的にゴツゴツしていますが、上に大きなポッチが2つあります。
2つのポッチは「+」プラスと「ー」マイナスのような模様が入っています。
こっちが「+」。
で、こっちが「ー」。ちょっと分かりにくい。。。
まずは「+」のポッチを切り落とします。
この時、左手でぐっとホヤを掴んでいると、ホヤ汁ブシャーッになるので気をつけてください。
ホヤを押さえる手は優しく、切れる包丁で力を加えずキコキコ切ると、ホヤ汁ブシャーッを避けることができます。
切り落としたら、そこからホヤ水が出てくるので、ちゅーっと絞って取っておきます。
ホヤ水。
ホヤ水を取ったら、こんどは「ー」のポッチも切り落とします。
切り落とした「+」と「ー」の間に包丁を入れ切り、
そのまま下までホヤの殻を切っていきます。
ホヤの中身を取り出します。
殻の片側を切って、中身を取り出していますが、ズドンと縦半分にしてもいいです。
ホヤ水なんかいらんのや!という人はもっと簡単におろせます。
ホヤ水なんかいらんのや!という人のおろし方
ホヤ水なんかいらんのや!中身を出したいだけなんや!という人は「+」とか「ー」とか気にしないで、上のポッチを2つともいっぺんに切り落とします。
この切り方のときは特に左手でぐっとホヤを掴んでいると、ホヤ汁ブシャーッになりやすいので気をつけてください。
ホヤを押さえる手は優しく、切れる包丁で力を加えずキコキコ切るようにしてホヤ汁ブシャーッを避けるようにします。
殻を根本に向かって包丁を入れます。もちろん、これも半分にズドンと切ってもOKです。
ホヤの中身を取り出します。
これでむき身になりました。あら簡単。
ホヤの中身の掃除
ホヤをむき身にしたら、美味しく食べるために3つの部分を取り除きます。
まずホヤを半分に切って開きます。
取り除くものその1はこの包丁の先にある茶色い糸状のウニョウニョです。ホヤの排泄物です。
うっすら黒くなっているところに入っているので、包丁で切り開いてウニョウニョを取り出します。今回はそれほど入ってなかったので、半分に切った時点でほとんどウニョウニョは外に出ていました。
取り除くものその2は黒い部分です。これを切って外します。
取り除くものその3は、ポッチのところの赤い部分です。上のポッチを切る時に深く切っているとこの赤いところは残らないのですが、残っていたら包丁で切り落とします。
これで、いつでもかぶりつける状態になりました。
お刺身ように切る
「お刺身ように切る」と言っても好きなように切るだけです(^_^;)
ホヤ好きなら、これで器に盛り付ければ完成です。
でも、ホヤがちょっと苦手という人は、内臓の部分を全部取り除くと、新鮮で美味しい食べやすいホヤが、さらに食べやすくなります。
ホヤの内側の、ふわふわとした部分(内臓)を全部コソギ取って、外側のプリプリとした部分だけにします。
ホヤの内蔵部分をきれいに外したら、好きな大きさにカットします。
そのままでも美味しいし、すだちなどの柑橘を絞っても美味しい。ポン酢でも。あとは、日本酒がかかせませんなーヽ(^。^)ノ
ホヤのおろし方・さばき方の動画
ホヤのおろし方・さばき方の動画です。
ここで説明しているホヤのおろし方と全く同じ動画というか、この動画から画像を取り出して、この記事を書いています^_^
【4分15秒の動画】
美味しいホヤを山内鮮魚店で買う理由
最初にも言いましたが、ホヤは「美味しい〇〇を選んでください」的な食材の代表です。
鮮度の良い美味しいホヤを手に入れることが美味しいホヤ料理を食べる一番のコツです。
ホヤ(真ホヤ)のシェアの8割は宮城県です。そして、この山内鮮魚店は宮城県のお魚屋さんです。
東日本大震災以前は、この宮城県で採れたホヤの多く(7割)は韓国に輸出されていました。韓国ではホヤはポピュラーな食材で、日本よりも消費量が全然多いのです。
ですが、東日本大震災による東京電力福島第1原発事故によって、韓国が宮城県など東日本の太平洋側7県のホヤを含む全水産物の輸入を禁止することになりました。
これまで韓国への輸出によって生計を立てていたホヤ漁師は、どうなったかと言いますと、、、、、
ホヤを焼却処分してその損失は漁協を通して、東電によって全額補償されているのです。震災前より収入が増えたとも言います。
その東電がホヤ漁師、漁協に補償するお金の財源は電気料金に上乗せされて、僕ら一般消費者が支払っています。
なんか、、、おかしくね?
東電が全額補償してくれるので、廃棄するためのホヤを今も作り続けているホヤ漁師がいます。完全に思考停止です。
その一方で、山内鮮魚店のように美味しいホヤを美味しく食べてもらうための努力をしている人たちもいます。もっと日本国内で消費してもらおうと、丹精込めて育てたホヤをちゃんと売っていこうと。
東北の被災地ボランティアをしている方などが集まって、ホヤを日本全国に広める会を開催しています。昨年参加して、そこではじめて山内鮮魚店のホヤを食べたんです。
微力ながら、艸も応援の意味を込めて山内鮮魚店で今回のホヤを購入しました。
ってゆーか、めっちゃ美味しかったから買っただけといえば、そー言えなくもない。。。
山内鮮魚店のほんとに美味しい殻付きホヤはこちら
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