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ガトーショコラ

 ”ガトーショコラ”フランス語で、チョコレートケーキという意味です。

 コックさんが作るお菓子の代表みたいなケーキですよね。

 難しい所は無いですが、全体の手順をしっかり把握して、チャッチャッとやらないと、だんだんおも~くなってきます。何せ相手はチョコなので・・・。

ガトーショコラ完成

ガトーショコラの材料

[材料]18センチ丸型1台分
チョコレート(クーベルチュール)125g
無塩バター           100g
生クリーム            80cc
卵黄              100g
グラニュー糖          100g
薄力粉              35g
ココアパウダー          80g
卵白              150g
グラニュー糖          100g

ガトーショコラの作り方

 クーベルチュールというのは、簡単に言うと、加工用もしくは製菓用ということです。これを使ってケーキなりムースなりソースなりを作る用のチョコレートと思ってください。

 なので、そのまま食べる用の”板チョコ”を使ってはいけません。あれはすでに、色々な物が入っていて、そのまま食べて美味しい様に作られた、完成したお菓子なのです。

 この加工用のチョコにもいろいろな種類があって、メーカーによっても全然違います。特にガトーショコラのようなシンプルなお菓子は、チョコレートそのものの味が大きく関係します。

 何がいい、というのは好みなので難しいですが、なんでも同じではないということは言えます。

 僕が使っているのはBARRY(カカオバリー) クーベル エキストラビター カカオ分64%というクーベルチュールです。参考までに・・・。

チョコ

 ではでは、やっと本編です。

 まずは、型にペーパーを敷きます。

ガトーショコラの紙

 型と同じサイズにクッキングペーパーを切ります。そして型にバター(分量外)を薄く塗りつけます。

ガトーショコラの型1

で、型にペーパーをピシッと敷きます。先に側面から貼り付けて、次に底を入れます。

ガトーショコラの型2

 こんな感じです。

 ガトーショコラの全材料です。[材料]は18cm1台分ですが、写真は2台作っているので2台分です。

ガトーショコラの材料

 チョコは包丁で細かく刻んで、バターと同じボールに計量します。

 薄力粉とココアパウダーも同じ入れ物に入れていいです。その他の物は個別に量ってください。

 生クリームは冷たいとチョコと合わせる時にチョコが固まってしまうので、室温にしておいてください

 チョコとバターが入ったボールを湯煎にかけて溶かします。

ガトーショコラ

 こんな風にして、弱火にかけて、時々混ぜながら、滑らかにしていきます。その間に卵黄とグラニュー糖を混ぜ合わせます。

ガトーショコラ3

グラニュー糖をすり混ぜて溶かすように混ぜます。卵黄は立てません
チョコバターが滑らかになったら湯煎からはずし、

ガトーショコラ4

 室温の生クリームを混ぜながら入れます。続いて卵黄も混ぜいれます。
ガトーショコラ5

 卵黄はホイッパー(泡だて器)に持ち替えて、しっかりと混ぜ合わせます。

 ここで卵白を泡立て始めます。

ガトーショコラ6

卵白にグラニュー糖を入れ、泡立てます。うちでは機械で立てていますが、ハンドミキサーで十分です。手で立てるのは、ちょっと大変だと思います。

 ハンドミキサーを使う場合は、先に立てておきます。チョコバターに他の材料をれ始める前です。

 粉とココアをチョコのボールにふるい入れます。

ガトーショコラ7

全部ふるい入れたら、ホイッパーでしっかり混ぜ合わせます。ちょっと重くなってきます。8割くらい混ざったところで、卵白を入れます。

 卵白は

ガトーショコラ8

こんな感じにツヤツヤでねっとりとした感じです。これをひとすくい入れます。

ガトーショコラ9

 これをぐるぐる混ぜます。このひとすくいは、チョコの方を柔らかくするために入れます。ちょっと柔らかくなった所に、残りの卵白を全部入れます。

ガトーショコラ11

今度はさっくり、卵白の気泡をなるべく潰さない様に、けれどもしっかり混ぜ合わせます。
ガトーショコラ12

 これが型に流す前の状態です。つやがあって、しっかり混ざり合っていて、チョコの割には、ふわっとした感じです。

 これを型に流し表面を軽くならします。天板に布かペーパーを敷いてその上に型を置きます。オーブンに入れ、天板にお湯を2cmほど注ぎます。

ガトーショコラ13

 こんな感じです。お湯を入れすぎると、べちゃっとなって切りづらくなってしまうので、初めて作るのでしたら、布とお湯はナシで、直接天板に乗せて焼いてください。もともと、僕が教わったのはそっちの焼き方でした。

 160度で45分~1時間強。というのはあくまでも目安です。必ず、ちまちま見てください。オーブン、型、部屋の温度などで全然違ってきます。

 ちなみにうちのオーブンは、

オーブン

 こんなのです。正直、何度なのかすら分かりません。このぐらいの火の強さ、このぐらいの時間・・・かな?と予想を立てて、ちまちまチェックしながら焼いています。

ガトーショコラ14

 焼き上がりです。湯煎をした場合は、竹串を刺して、あまりつかなくなったらオッケーです。お湯ナシの場合は、全くつかなくなったら焼き上がりです。

 冷めたら、型から出して、粉糖を振って生クリームなんぞを添えて食べます。

 冬は、ちょっとオーブンで温めてもいいです。温かいチョコはフワ~と口の中に広がります。

 最後まで読んでくださった方、お疲れ様です。長かったですね、今回は。お菓子はどうしても”分量”と”手順”が大事なので長くなってしまいます。

 上の写真とは違いますが、現行のパッケージはこれです。