僕は辛いのが大好きです。嫁も辛いの好きです。イタリアンで辛いといえば唐辛子ですよね。あの舌にピリッときて、時間とともに口に広がるジーンというかボワーというかヒリヒリする感覚がたまりません。

 アラビアータのところで紹介した”ハラペーニョの酢漬け”は、かなりの頻度で賄いに登場しますし、もちろんそのものも食べます。

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 唐辛子というと、思い浮かべるのは”鷹の爪”ではないでしょうか。でも、鷹の爪は唐辛子の中の品種の名前で、もっと言えば、万願寺もしし唐もピーマンもパプリカも、唐辛子なんです。これをはじめて知ったときはびっくりというか、意味を理解するのにさえ時間がかかりました。それくらい唐辛子=鷹の爪というのがすりこまれていたんですね。今でも、分かっちゃいるけど唐辛子は鷹の爪の事だと思ってしまいます。

 この鷹の爪はなかなかの曲者なんです。ペペロンチーノは鷹の爪を入れますし、アラビアータには(辛い!)と書いてますし、黒板メニューにも時々辛いのが登場します。それからランチ唯一のご飯物、ドライカレーも少々辛い(唐辛子ではないですが)です。

 で、お客様に”結構辛いの?”と聞かれたり、”そんなに辛くしないで”と頼まれたりします。

 ”結構辛いの?”は、僕たち夫婦はかなり辛いのが得意なので、僕らの感覚で言えば”そうでもないと思うのですが・・・”ということになります。でもこの感覚は人それぞれなのでいつもなんとお答えしていいのか悩みます。

 ”そんなに辛くしないで”は、正直、難しいんです。しし唐を食べてると、たまにしし唐の癖に!というぐらい辛いのありますよね。あれと同じことが鷹の爪にもあるんです。

 とてつもなく辛くなるものや、まったく辛くならないものも、あるのです。もちろん、辛味があまり出ないように、鷹の爪を折らずに入れたりオイルから早めに引き上げたりということはします。ですが”辛味”を完全にコントロールすることは難しいです。

 そもそも”そんなに辛くしないで”の”そんなに”がどのくらいなのかというのも僕が勝手に判断しているので、いい辛さになっているのかどうか・・・。

 タバスコのようなものやカイエンヌペッパーであれば量で辛さを調節できます。でも、やっぱり鷹の爪自体から出るカプサイシン?の辛さとは違うものなんですよね。

 賄いで辛い鷹の爪に当たると”からーい、けど、ウマーイ!”となるんですが・・・。塩加減と同様、全ての人にちょうどいいポイントというのは無いので辛さの調節も、永遠のテーマですね。

 書いているうちになんか言い訳みたいになってしまいました。でも、”辛さ”もおいしさの要素のひとつだと僕は思うので、これからも辛くておいしいをなるべく調整できるように考えて、作っていきたいです。