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あんこの作り方 その弐

 艸は洋食のコックです。

 ですが、前に書いた「あんこの作り方」がなかなか好評といいますか、実際に試してくださった方がたくさんいたみたいで、コメントやら、拍手やら、お店で「美味しくできたよ!」というようなお言葉やらを思いの他頂きまして・・・調子に乗って、「あんこの作り方 その弐」です^^

 つい先日、あんこ好きの艸は、またまた自分が食べるためだけにあんこを作ろうと思いまして「小豆」を買いました。いつも買う小豆は決まっているのですが、その日は違うスーパーでふと、「あんこ食べたい!」と思い、適当な安い小豆を買いました。

 その小豆の袋に衝撃の事実が書いてあったのです!!!

というわけで、「あんこの作り方 その弐」を書いてみようと思いました!「その弐」では、あんこって、もっとお手軽に作れるのです!と言うことについて書いてみました!

あんこの作り方」とあわせて読んで頂けると嬉しいです^^

あんこの作り方 その弐の材料

[材料]
小豆        300g
上白糖       350g
塩         少々
水         適量

あんこの作り方 その弐の作り方

[作り方]
 先日買った小豆の袋には

・豆は水洗い後、すぐに煮始める
・調理に際してはつけ戻しせず・・・
・小豆をつけ戻しした場合、煮えムラの原因となり・・・

と書いてあったのですToT

 えっ?

 僕は、あんこを初めて作った高校2年生のときから、「豆は水で戻すもの」と思っていました。なので、前回の「あんこの作り方」でも水で戻してから、小豆を煮るという工程を当たり前のように紹介しました。

 でも、小豆を販売している人が小豆の袋に書く「小豆の煮方」ですから、これは正しいのでは?と思い、持ってる料理の本やら、インターネットであんこの作り方やらを調べ直してみました。

 その結果「小豆」を水でも戻す派の人もいれば、戻さずにそのまま煮る派の人もいるようでした。

 小豆を戻さずにあんこが作れれば、もっともっと気軽にあんこ作れますね~。

 で、今回は、使う砂糖も、普通にご家庭にある「上白糖」(前回はザラメと氷砂糖でした)を使って作りました。ので、砂糖の量もちょっと控えめです。

あんこその弐
 基本的な作り方としては「あんこの作り方」と同じです。写真では全く伝わらないとは思いますが、さっと洗っただけで戻していない小豆です。

 ふたをして沸くまで、強火にかけ、
あんこその弐2
沸いたら弱火で、コトコト煮ます

 時間にして、40分から1時間くらいでしょうか?(この時間は使う鍋、火加減、小豆の質、全体量などによって変わって来ます)

 水が少なくなってきたら、足しながら小豆がふっくら柔らかくなるまで煮ます。
あんこその弐3
 小豆がに上がった状態です。

 食べてみて柔らかくなっていればオッケーです。

あんこその弐4
 ここに水をいっぱいいっぱいまで入れ、全体をかき混ぜ、暫く置いておきます(1,2分)上澄みを捨てます。また水を足し、かき混ぜます。を3回繰り返します。

 煮た小豆を、布で漉します。晒しや豆絞りなんかが剥いていると思います。
あんこその弐5

 ザルに布を引敷いて漉すといいと思います。
あんこその弐6

 手でしっかりと押さえて、水気を切ります。
あんこその弐7

 水気を切った状態の煮小豆です。
あんこその弐8

 ここから甘くしていきます。
小豆を煮ていた土鍋に砂糖を入れます。
あんこその弐9
 今回は上白糖なので、結構なかさになります。

そこに水気を絞ったに小豆を加えます。
あんこその弐10

 弱火でじっくりと煮ていきます。たまに、下が焦げ付かないようにへらなどで様子を見ながら、暫く煮ていると
あんこその弐11
 上白糖が溶けて、こんな感じに水っぽくなってきます。

 ここからは好みなのですが、堅いあんこなら水分を詰めていきます。

上の写真くらいの感じでも、冷めると
あんこその弐12
 ちゃんとあんこになります!

 最後に塩で全体を引き締めます。上白糖だけであんこを作るときは、この塩は結構大事です。どうしてもグラニュー糖や氷砂糖と比べると純度が低いので、量を減らしているとはいえ”甘ったるさ”を感じてしまいます。好みの塩加減で、引き締めましょう!

 これを一晩寝かせて、小豆と砂糖をしっかりと馴染ませます。(一晩置くと甘さがまろやかになります)

 完成です!!

 「小豆を戻さず、上白糖だけであんこを作る」だと、かなりお手軽にあんこを作れるのではないでしょうか?

 たくさんの方にあんこを作って欲しいです^^

 あんこ勝手に普及委員会会長、艸でした^-^

 しつこいですが、「あんこの作り方」と合わせ読んでくれると嬉しいです♪