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好き嫌い

 ”ブルーチーズのスパゲッティ”のところで、”線引きが良く分かりません”と書きました。

 ほんと、食べ物の好き嫌いの感覚というのは、人それぞれで分からないですねー。


 トマト嫌い、ケチャップ大丈夫、トマトジュース嫌い、ミートソース大丈夫。

 全部大好きな僕にとっては意味が分かりません。この例の場合、”トマト”に近いものはダメ、青臭いものはダメなのか・・・?という想像はできるのですが、トマトホール缶ではなく、生トマトとトマトジュースを使って料理を作ったらどうなのかな?などと考えてしまいます。

 僕は、人の嫌いなものを食べさせるのが好きです。と言うと語弊がありますね。無理やりではなく、美味しく食べてもらうのが好きです。

 僕の嫁さんは、知り合った当初、食べられないものが結構ありました。紫蘇、青魚、菜花、ゴーヤ、牡蠣、レバー、ブルーチーズなどです。レバー、ブルーチーズなどはここでも紹介している作り方のものは、食べられますし、牡蠣も生はまだダメですがフライなら食べられます。他のものも美味しく食べられるようになりました。

 ”あっこれなら大丈夫だ!”と思わせるのが嬉しいのです。 

 ”何がダメなの?”と聞くと”匂いのきついものがダメ”という答えが返ってきます。でも、セロリ、納豆は大好物です。意外とダメな人がいそうな”ポルチーニ”なんかは大好きです。

 やはり僕には、良くその境目みたいなのがいまいち掴めません。

 もちろん苦手なものは苦手、なのでしょうが、ひとつに、ちゃんとしたものを初めに食べていないということがあるのではないかと思います。
 
 例えば、海外から輸入されて来て、スーパーでちょっと日にちが経ってしまった”ウニ”。海で潜って取って海水でちょいちょいと洗ったものとはまっっっっっっったく違います。

 テレビで、好き嫌いを当てる番組で、ある野球選手の嫌いなものが”ほや”でした。が、その選手は”ほや嫌いだったんだけど、これは大丈夫”というようなことを言っていました。

 結構こういうことって多いのではないかと思うんです。初めて口にしたものがひどかったから嫌い。というようなことが。

 僕は食べることが大好きなので、”これ美味しいのに”を伝えたいと思っています。まあ、苦手なものが多い人にとっては”ほっといてくれよ!”という声が聞こえてきそうですが・・・。
 
 世の中には名の知れた食べ物がたくさんあります。が、それを忠実に再現していない場合が多いように思われます。いえ、忠実に再現する必要は無いんです、料理は変化していくものだと思うので。そうは言っても、美味しくなくなってしまうのはちょっとどうかと・・・。

 僕があくまでも個人的に思うのは、ある程度名の知れた食材、料理は本当は美味しいんです。ということです。ちゃんとした食材で、ちゃんと料理されたものは美味しいはずです。でなければ有名にならないと思うんです。

 逆に、僕の店で、初めて何かにチャレンジされたお客様に、”これは美味しくないのね”と思われないようにがんばらなければ・・・とも思います。

 嫁さんいわく” パクチー(シャンツァイ)”だけは無理というような、”絶対無理”も確かにあるとは思います。そう考えると、みんなが美味しい料理って、世の中には無いんですよね。それでも、日々ちょっとでもお客さんに喜んで頂ける様に頑張っていきたいです。